新規開業医のための保険診療の要点(各論)
[参考] 東京都各科医会のご案内
東京都各科医会協議会は東京都における眼科、耳鼻咽喉科、小児科、精神神経科、内科、泌尿器科、皮膚科、産婦人科、外科、整形外科の10科が、それぞれの臨床専門分野の医師が相互に情報を交換、協力・連携し、知識、技術の向上を計り、患者のための医療を充実させることを目的に、昭和61年(1986年)に設立された会です。具体的には総会・幹事会・講演会等を実施することにより活動しています。
開業時に主たる標榜科の医会に入会して頂くと、臨床医としての最新情報を知るとともに、各医会の設定する認定医・専門医の資格の取得が可能となります。
東京都医師会とは別組織ですが、東京都医師会の各部門と密接な連係、協力関係を持つ団体として活動しています。当会の会員は別に挙げる各科医会会員をもって構成されています。
新規開業の際には、地区医師会、東京都医師会、日本医師会の会員となるとともに日常臨床の最新情報を得るために、開業時の標榜科目の関連医会に入会することをお勧めいたします。
東京都各科医会協議会構成10医会の詳細については、各医会ホームページへのリンクから御参照ください。
東京都各科医会協議会に対するお問い合わせ、 ご質問等は下記事務局宛にお願いします。 〒185-0021 東京都国分寺市南町3-5-3 伊東第1ビル1F 自由企画・出版内 東京都各科医会協議会事務局 TEL 042-325-1790 FAX 042-325-8950 |
東京都眼科医会
■目的
公益社団法人東京都眼科医会は1914年(大正3年)に発足され、100年以上の歴史があります。現在は2,482名の会員を擁しています。
公益社団法人日本医師会・東京都医師会及び市区医師会と、公益社団法人日本眼科医会及び地区眼科医会との連携のもと、都民に対し正しい眼科医療の啓発活動を行うとともに、地域医療の充実を図っています。
さらに、眼科学及び眼科医療に関する調査研究活動等を行い、眼科医の倫理の昂揚と資質の向上、都民の目の健康・福祉の向上に寄与することを目的としています。
■事業内容
- 都民への眼科医療の啓発及び相談に関する事業
目の愛護デー行事「Tokyo Eye Festival」の開催、「目の健康講座」の開催 - 眼科に係わる地域医療の充実に関する事業
学校保健活動の充実、眼科休日診療の充実 - 失明予防、視覚障害者対策事業及び関係団体への協力に関する事業
「東京都ロービジョンケアネットワーク」の運営 - 眼科に係わる医学・医療の調査研究及び教育に関する事業
学術講演会の開催、研修会の開催、会報・ニュースの発行 - その他、本会の目的を達成するために必要な事業
正式名称 | 公益社団法人 東京都眼科医会 |
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住所 | 〒160-0008 東京都新宿区四谷三栄町3-10-201 |
電話番号 | 03-3353-8383 / FAX番号 03-3353-9796 |
ホームページ | https://www.tougan.org/ |
メール | office@tougan.org |
東京都耳鼻咽喉科医会
■目的
東京都耳鼻咽喉科医会は都内耳鼻科医の集まりで約700名の会員からなり、開業医の多くが加入しています。昭和42年に発足し50年の歴史を持ち、地域医療に貢献し、会員の団結・親睦と福利厚生を図っています。
■事業内容
- 年5~6回学術講演会を行い、実地臨床に役立つ最新の知見を提供しています。
講演会後の懇親会は会員相互の親睦と情報交換に多いに役立っています。 - 耳鼻科医向けの保険診療の説明会を設け、随時情報を提供しています。
診療報酬改定時には、耳鼻科に特化したきめの細かい講習会を開きます。
解説は診療報酬審査委員が行い、疑義照会にも対応しています。 - 機関誌「都耳鼻会報」を年3回発行しています。
医会活動の紹介、学術講演会の内容、会員からの意見や趣味の投稿などを載せています。 - ホームページには学術講演会の案内、休日診療の案内などを掲載しています。
- 年2回従業員向けにオージオメータ使い方の講習会を行います。
- 休日診療を行い都民の救急医療に大いに貢献しています。
- その他
※同時に日本臨床耳鼻咽喉科医会の会員になります。※専門医制度…講習会を受講すると日本専門医機構耳鼻咽喉科専門医の単位が取得できます。また日本医師会生涯教育制度参加証が取得可能です。
正式名称 | 東京都耳鼻咽喉科医会 |
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住所 | 〒104-0031 東京都中央区京橋2-11-8 全医協連会館5F |
電話番号 | 03-5524-5233 / FAX番号 03-5524-5228 |
ホームページ | http://www.tojibi.jp/ |
メール | jimu@tojibi.jp |
東京小児科医会
■目的
子どもを診察する医師が子どもの健全な発育のため、専門領域での研鑽と社会活動の実践を目的とします。
■事業内容
学術広報活動
最新の実践的な医学情報の提供を行い、新しい知見、診療方法、手技などを身につけ、小児科医としての専門性を維持への貢献を行います。
- 2021年度は学術講演会をwebで開催しました。講演は外来小児科診療ですぐに直接役立つ講演内容であり毎回多くの会員の参加をいただいております。
臨床テーマを絞ったセミナーもWebで開催しております。 - 東京小児科医会報は、研究・臨床報告のほかに、専門家の総説を読める「視点」、「症例に学ぶ」、海外の子育て事情の報告「世界のこどもたち」などを掲載しています。
社会活動
- 子どもを取り巻く環境の変化、各種問題の多様化が見られます。種々の問題について、随時ホームページなどで情報提供を行い、さらに、日本小児科医会、日本小児科学会、東京都医師会などとも連携して様々な社会的活動を行っています。
※専門医取得…当会の学術講演会は日本小児科学会専門医、日本小児科医会地域総合小児医療認定制度の単位取得にも対応しています。
正式名称 | 東京小児科医会 |
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住所 | 〒331-0815 埼玉県さいたま市北区大成町4-523-3 |
電話番号 | 048-706-7196 / FAX番号 048-706-7196 |
ホームページ | https://tokyo-pediatrics.org/ |
メール | tpatokyo@ab.auone-net.jp |
東京精神神経科診療所協会
■目的
1972(昭和47)年11月に「東京精神科医会」が発足し、50年前から地域の精神保健・医療・福祉関係者とともに心を病む人のために2011(平成23)年6月に一般社団法人東京精神神経科診療所協会(略して「東精診」)になりました。
精神保健・医療・福祉に関する啓蒙活動、関係諸機関・他科との連携を通じ、精神神経科診療所を中心として地域精神保健・医療・福祉事業及び援助活動を行い、もって疾患または障害、及び両者を併せ持つ精神障害者の保健・医療・福祉の充実・増進、及び地域住民の精神保健の向上に貢献するとともに精神神経科診療所の資質の向上・発展を図ることを目的とする。
■事業内容
- 地域精神保健・医療・福祉に関する調査及び研究
(児童思春期や周産期、会員のクリニックに通院している患者調査、自殺既遂例報告など) - 精神保健・医療・福祉に関する知識を年に10回近く例会、研修会を通して会員同士で研鑽していく(最近はオンラインですることが多い)
※例会毎に日医生涯教育制度参加証、日本精神神経学会の単位取得ができる - 精神障害者及び家族に対する会員によるこころの電話相談(毎日曜日)
- 地区医師会や精神保健関係諸施設・他科との連携を通じての精神神経科診療所を中心とした地域精神保健・医療・福祉事業の普及・促進(最近は自殺、コロナ禍、産業メンタルなどが多かった)および学校医や東京都精神障害関連の事業に参画する医師派遣
- 社労士、弁護士、警察庁に相談できる。
弁護士とはオアシスの会との間で勉強会が開かれる
正式名称 | 一般社団法人 東京精神神経科診療所協会 |
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住所 | 〒164-0001 東京都中野区中野2-22-4 ベリテ中野402 |
電話番号 | 03-6382-5955 / FAX番号 03-6382-5956 |
ホームページ | http://www.tapc.gr.jp/ |
メール | office@tapc.gr.jp |
東京内科医会
■目的
東京内科医会は日本臨床内科医会と表裏一体となり「内科学卒後研修の強化」「臨床内科医の在り方の改善」「内科系診療報酬の向上」を三大目標として活発な活動を行っている組織です。日本臨床内科医会はすでに全国47都道府県内科医会の団体加盟を得て1万5千人弱の会員を擁する内科系臨床医学実践の専門職集団となっています。
東京内科医会に在籍して単位の取得により認定医、専門医の資格取得も可能です。
内科を標榜する先生方のご入会をお待ちしています!
■事業内容
- 臨床研究会
症例検討を中心とした臨床研究会を大学病院と連携して開催。実地臨床に役立つユニークな会であり、病診連携の実も挙げています。 - 内科セミナー:医療の最新情報を中心として複数の講師によるセミナーを開催。
- 東京内科医会医学会:会員による学術研究および臨床経験の発表会です。
- 賛助会員(企業)と共催の学術講演会
内科臨床のトピックスについて、著名な講師による講演会です。 - 地臨床研修会:実地技術習得(エコー等)の研修会です。
- 医療保険・介護保険請求に関する情報
保険点数改定時など重要な項目について、ホームぺージに情報を提供いたします。
正式名称 | 一般社団法人 東京内科医会 |
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住所 | 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-5 東京都医師会館4階 |
電話番号 | 03-3259-6133 / FAX番号 03-3259-6155 |
ホームページ | http://www.topa.jp/ |
メール | topa@proof.ocn.ne.jp |
東京泌尿器科医会
■目的
本医会は、泌尿器科医療の発展・普及を図り、会員自らが研鑽することを通じて泌尿器科の医療環境が改善することを目的としています。
日本臨床泌尿器科医会、東京都医師会、他科の臨床医会とも連携し、泌尿器科医療の普及・理解のため活動しています。大学病院、一般病院、診療所など、勤務先を問わず実地泌尿器科医にとって日常的に役立つ情報を提供しています。
■事業内容
- 学術集会
賛助会員との共催で年2回開催。内容は、特別講演、保険のQ&Aなど。
参加者に日本泌尿器科学会専門医制度単位、日本医師会生涯教育制度単位を付与します。 - 泌尿器科医師保険診療講習会
7月開催。特別講演、保険診療講習会で構成され、若い泌尿器科医師や臨床医に役立つ、保険制度の基礎から最新の保険診療情報まで丁寧に解説します。 - 医会ニュース
年2回刊行。講演内容の要旨、寄稿文、保険診療のQ&A、診療報酬改定時の要点、新規開業紹介、教室だよりなど - ホームページ:http://www.urology-tokyo.jp
診療連携に役立ち、市民にとって泌尿器科専門医検索の助けになるよう、会員施設のMAPを掲載。入会方法はホームページ内に記載してあります。
正式名称 | 東京泌尿器科医会 |
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住所 | 〒154-0003 世田谷区野沢3-2-8-101 こだいら泌尿器科内 |
電話番号 | 03-3410-2373 / FAX番号 03-3410-2373 |
ホームページ | http://www.urology-tokyo.jp/ |
メール | kodaira@kodairaurology.jp |
東京都皮膚科医会
開業おめでとうございます。これから地域医療に貢献していただく一方、煩雑な保険診療があります。保険診療には基本となる療養担当規則があり、その上、2年に1度の診療報酬改定があり、その度、対応していかねばなりません。
東京都医師会から保険医療講習会、医療保険情報などを通して情報は送られますが解りづらい点もあります。当医会は日本臨床皮膚科医会東京支部で、診療報酬改定時に概要を詳細にお知らせし、また、保険の問題点、質疑などの勉強会を年1回行っております。
レセプト審査基準は都道府県によって多少異なります。東京でのレセプト審査は殆どが当医会の皮膚科専門医によるものです。その他、学術講演会後の情報交換は、保険の難解な疑問点を話し合う絶好な場ともなっています。ぜひ、入会をお待ちしております。
■目的
設立理念:臨床皮膚科学の発展普及と社会福祉の増進および医業の合理化と医療技術の適正評価の実現、会員相互の団結と親睦融和。
■事業内容
- 保険医療の健全化
- 学術講演会
- 在宅診療
- 学校保健
- 皮膚の日行事
- 会員相互の親睦
- 会誌発行
- 日本皮膚科学会認定専門医取得の学術大会
正式名称 | 東京都皮膚科医会 |
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住所 | 〒160-0023 新宿区西新宿7-21-1 新宿ロイヤルビル M2F |
電話番号 | 03-5332-1112 / FAX番号 03-5332-2890 |
ホームページ | https://www.tcda.jp/ |
メール | tcda-net@nifty.com |
日本放射線科専門医会・医会(JCR)関東部会
■目的
日本放射線科専門医会・医会は、放射線医療の啓蒙と発展ならびに放射線科医の地位向上を推進し、会員間の情報交換を行い、もってわが国医療の発展を通して国民の福祉に貢献することを目的とする。
■事業内容
以上の目的を達成するため、次の公益目的事業を行う。
- 放射線診療を通じた国民医療水準の維持向上に関する事業
- 適正な放射線医療の管理・運営の推進に関する事業
- 放射線医学の啓発と安全管理に関する事業
- 会員の学術研修と生涯教育に関する事業
- 放射線診療関連の診療報酬の適正化に関する事業
- 会員の国際交流の促進に関する事業
- 機関誌・論文集の刊行などの情報発信事業
- 会員の親睦と互助に関する事業
- 前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業
正式名称 | 一般社団法人 日本放射線科専門医会・医会 |
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住所 | 〒105-0013 東京都港区浜松町2-2-11 廣瀬ビル6階 |
電話番号 | 03-6435-9750 / FAX番号 03-6435-9751 |
ホームページ | https://jcr.or.jp/ |
メール | office@jcr.or.jp |
東京産婦人科医会
■目的
東京産婦人科医会は女性の健康と母子保健の増進を目的として設立された組織で都内で開業・勤務する産婦人科1200余名を有する一般社団法人です。
■事業内容
- 母体保護法指定医師研修会
「母体保護法」は民法における堕胎罪を阻却する人工妊娠中絶、不妊手術、家族計画を規定した法律。指定医師の任命権者は東京都医師会。研修会を開催し、指定医の資質向上をはかっている。 - 女性の健康
子宮がん・乳がん検診の受診率向上、子宮頸がん予防ワクチンの啓発、性犯罪被害者支援、都内中学及び都立高校における性教育指導の実践に取り組んでいる。 - 母子保健
安心・安全な妊娠・出産をめざし、妊婦健康診査の充実、母子感染予防、新生児聴覚スクリーニング、母体救命講習会及び新生児蘇生研修会の実施、産科医療保障制度への参加、産婦(産後)健診の普及啓発。 - 臨床研究会の開催
年4回開催、内2回は東京産科婦人科学会と合同。 - 広報活動
ニュスレター年4回発行。会誌年1回発行。 - おぎゃー献金活動
障害児支援のための献金活動に協力している。
正式名称 | 一般社団法人 東京産婦人科医会 |
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住所 | 〒102-0083 東京都千代田区麹町4-7 麹町パークサイドビル402 |
電話番号 | 03-5357-1201 / FAX番号 03-5357-1202 |
ホームページ | http://www.taog.gr.jp/ |
メール | jimu2@taog.gr.jp |
東京都臨床整形外科医会
当会は1969年に設立され、都内で開業・勤務する整形外科医400名を有します。
各地に同様の医会があり、それらを統合する日本臨床整形外科学会の会員は約6000名です。
■目的
- 整形外科医の学術の向上を支援する
- 保険診療に必要な算定基準や最新情報を提供する
- 自賠責及び労災診療の特殊性を解説する
- 都民が整形外科を理解して受診できるよう診療領域と診断治療を提示する
- 会員相互の情報交換と親睦の場を提供する
■事業内容
- TCOA主催の研修会:年間30単位(専門医資格継続に必要な単位)
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- メーリングリストの運営:保険診療の改定情報や専門医資格更新について、メールを通じ会員へ発信、会員からの質問も受付可能
- 運動器リハビリテーションセラピスト講習会:資格継続の単位取得可能(1回4単位、年2回開催)
- 保険診療懇談会:年2回(診療報酬改定や自賠労災診療の内容に特化)
- 都民公開講座:ロコモ啓発活動として年一回開催、リーフレットを3万部発行
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- 発行物:TCOAニュース(年4回)、会誌(年1回)
- 病診連携:開業医の会員と勤務医会員の交流
正式名称 | 東京都臨床整形外科医会 |
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住所 | 〒101-0062 千代田区神田駿河台2-5 東京都医師会館405 |
電話番号 | 03-3518-2207 / FAX番号 03-3518-2208 |
ホームページ | https://www.tcoa.jp/ |
メール | office_tokyo@tcoa.jp |