緊急記者会見(令和2年4月17日開催)


1.東京都医師会の新型コロナウイルス感染症対策について

① 軽症者等の(ホテルを使った)宿泊療養について
② PCR検査センター(仮称)について



<尾﨑 治夫 東京都医師会長>

 

東京都医師会の新型コロナウイルス感染症対策

医療提供体制について尾﨑会長は「感染のスピードが収まらないと、いくら病床や宿泊施設を用意し、軽症者を自宅で診るようにしても追いつかない。感染者が横ばい、もしくは減らないと東京はもたない」と改めて危機感を示した。

さらに「休業要請などで人と人との接触はかなり減っているが、8割の人の流れを止めるには至っていない。なお一層の努力で人の流れを止めてほしい」と協力を呼び掛けた。また、保健所を介さず、かかりつけ医の判断で検査を行えるよう地域PCR検査センター(PCRセンター)を設置することを明らかにした。

 

軽症者等の(ホテルを使った)宿泊療養

猪口副会長は、東京都がホテルを利用して実施している宿泊療養の現状を報告した。これまでは入院して経過を観察した軽症者をホテルに移動させて宿泊療養を行っていたが、同日からは新規感染者で無症状者・軽症者は直接宿泊療養を行う仕組みを開始した。 併せて、宿泊療養で健康観察を担う会員向けに感染防御などの研修を開始した。

 

地域PCR検査センター(PCRセンター)

角田副会長は、かかりつけ医の判断に応じて保健所を介さずに検査を実施する地域PCR検査センター(PCRセンター)について、すでに設置されている地区も含めて少なくとも10カ所程度に設置される見通しを明らかにするとともに、検査前後の流れを示した。

 


記者会見資料


会見の模様(YouTube)


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