2020年6月18日(木曜日)

New Lifestyleに必要なもの 第2弾(乳幼児を持つ家庭編:尾﨑会長facebookより)

  • 都民のみなさまへ
  • 医師のみなさまへ

 

お子さんやお孫さんはどうしたら良いのか、という問い合わせを多く頂いています。
そこで、小児科の先生にお願いして、東京都医師会として、お子さんの新型コロナウイルス感染症予防について、考えてみました。
ただ、国や都の公の指針ではありませんので、その点はご理解ください。

 

① 予防接種を受けさせましょう
新型コロナウイルス感染症に対するワクチンは未だ開発されていません。ワクチンで予防出来ないことの怖さを知った今だからこそ、お子さんには適切な時期に既存の予防接種を受けさせ、新型コロナウイルス以外の感染症を予防しましょう。

② お出かけは人混みを避けて
2歳未満の子どもへのマスク着用は、窒息、熱中症などの観点から勧められません。
感染症は人と人との接触が無ければうつりません。小さなお子さんを連れてのお出かけは、人混みを避けて出かけるようにしましょう。

例)お買い物は平日の午前中に済ませましょう。宅配を使うのも良いと思います。室内型の遊びより、公園など屋外で遊びましょう。

③ 子どもに遊びは必須
危険な時ほど、子どもが子どもらしく遊ぶことが、子どもの安定と成長に必要です。感染を過度に恐れず、子どもを遊ばせましょう。
近所の公園で走り回って遊ぶ、ブランコや滑り台などの遊具で遊ぶといった普通の遊びをさせてあげましょう。

④ 今日の疲れを明日へ、今週の疲れを翌週に持ち越さない生活リズムを確立しましょう
保育園から帰宅した後、子どもはパパやママと遊びたくて、なかなか寝ようとしないかもしれません。
でも、睡眠不足は体力・免疫力の低下につながります。毎日、ぐっすり、十分な睡眠が得られる生活リズムを作りましょう。
乳幼児は、休日に刺激的な遊び場に連れて行かなくても、パパやママがいて、たくさん甘えることができれば幸せに感じます。

⑤ 体調不良の時は、かかりつけ医に相談しましょう
子どもの病気は新型コロナウイルス感染症だけではありません。子どもにもかかりつけ医は必要です。
かかりつけ医は、一人一人のお子さんの体質を理解し、適切なアドバイス、診察、治療を行うことができます。

⑥ 手洗いを励行しましょう
子どもの皮膚は大人の二分の一ほどの薄さです。アルコールなどの薬品で繰返しの消毒は皮膚を痛めます。
汚れたら石鹸と流水で洗いましょう。それで十分です。

⑦ パパやママの健康管理を!
子どもの新型コロナウイルス感染症は多くの場合、祖父母や両親からうつされたものです。
お子さんのために、大人の方は、自分自身の健康管理をしっかりしましょう。

 

小さいお子さんをお持ちのご両親、お孫さんをお持ちの方、ぜひ参考になさってください。
次回は、小学生〜高校生版を掲載します。

(2020年6月17日:尾﨑会長facebookより)


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