東京総合医療ネットワーク
社会の急速な高齢化に伴う2025年問題を見据え、都⺠が住み慣れた地域で⾃分らしい暮らしをできるだけ長く続けられるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアを実現するためのICTネットワークの構築が求められております。
東京都の地域包括ケアを実現するために必要な地域の医療機関同士を結ぶ「東京総合医療ネットワーク」は、2017年9月、東京都の協力を得て東京都病院協会に運営委託する形で運営協議会を発足しました。
参加方法等、詳細につきましては東京総合医療ネットワーク運営協議会のホームページをご覧ください。
東京総合医療ネットワーク運営協議会について
東京総合医療ネットワーク運営協議会は、2018年2月に実施した病院-病院間のモデル連携の結果をふまえ、同年7月に「同一地域医療連携システム間の連携」に限定した実運用を開始し、同年11月にはIHE規格に則ったデータセンター間接続を用いた「異なる地域医療連携システム間の連携」を開始しました。
開始当初は、連携可能なシステムとして、HumanBridge(富士通)とID-Link(NEC)間で行っておりましたが、2021年度に、第3、第4のベンダーとして、 CareMill(SSI)、PrimeArch(SBS)を招聘し、2022年度に4ベンダーの連携を完了しました。
また、2023年度に患者メモ・ノート機能の実装が完了し、2024年度より実際の2病院間において、本番と同じ環境でテストを実施し、本番展開の準備を行うとともに、DICOM画像を他ベンダー間でも共有・参照出来るように開発を進めました。2025年5月には、連携可能項目の拡大(患者メモ・ノート連携)の実装が完了し、同年6月末にはHumanBridge同士における救急時のカルテ参照の実装が完了しました。
診療所が⾃院の電子カルテ情報を開示するための方式として、NECが提供するストアクライアント機能を利用し、クラウド電子カルテベンダー2社との接続を2023年度より開始しております。2025年7月末における開示医療機関は45病院、閲覧医療機関は28病院・9診療所となっております。
詳細につきましては東京総合医療ネットワーク運営協議会のホームページをご覧ください。
【 問合せ先 】
東京総合医療ネットワーク運営協議会事務局
電話:03-5217-0896
E-Mail : tousoui@tha.or.jp