緊急記者会見(令和2年11月20日開催)


1.新型コロナウイルス感染症 感染者激増(第3波)を受けて

尾﨑 治夫 東京都医師会長

【感染対策の徹底を】

尾﨑会長は、東京都がGoToトラベルの対象となった2週間後から、全国で新規感染者数が増加しているように見えるとして、人の移動が活発になったことが影響しているとの見解を示した。

GoToトラベルを一度中断することが難しいのであれば、東京都や北海道などの感染が拡大している地域を対象から除外することや、近場の旅行に限定したり、パック旅行にPCR検査や抗原検査を組み込むことなどを検討してほしいと提案し、人の移動を止めることが感染拡大防止につながるのではないかと述べた。

感染経路としては、家庭内、職場感染が増えているが、家庭や職場にウイルスを持ち込むきっかけは会食や接待を伴う飲食であるケースが多い。家族に高齢者がいる人や、職場で高齢者と接する人は特に注意してほしいと呼び掛けた。21日から3連休についても、身近な人以外とはなるべく会わないように、5人以上の会食は控える、人と話すときは必ずマスクをする、3密を避ける、どんな場面でも手洗いを励行することを心掛けてほしいと強調した。

 

 

角田 徹 東京都医師会副会長

【都民のみなさまへ】

角田副会長は、都民に向けて、発熱した場合は電話してから受診するよう改めて呼び掛けた。
また、年末年始の医療提供体制について言及し、原則すべての医療機関に診療・検査医療機関の指定を受けてほしいと述べた。

 

 

猪口 正孝 東京都医師会副会長

【都内の感染状況】

猪口副会長は、都内の感染状況について、このまま何もしなければ1日の新規感染者数が1000人を超えると危機感を示した。
無症状の新規陽性者が増加しており、全世代が気を付けなくてはいけない状況であることから、引き続き「会食」や「接待を伴う飲食」に注意する必要があると述べた。

 


記者会見資料


会見の模様(YouTube)


※本会見は、発言者のみマスクをはずして行いました。


○定例記者会見に関するお問い合わせ先:広報学術情報課

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