2020年12月11日(金曜日)

12月11日 朝日新聞広告「今、小児科医が伝えたいこと」

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新型コロナウイルスの感染拡大が続いている今、子どもの健康はどうやって守れば良いのでしょうか。
東京都医師会 川上一恵理事のインタビュー記事を朝日新聞デジタルで公開中です。子育て世代の親御さん、ぜひ読んでください。


 

2020年12月11日(金) 朝日新聞(都内版)掲載

 


 

心配しすぎる、あなたが心配です。

新型コロナウイルスの感染拡大が続いている今、子どもの健康はどうやって守れば良いのでしょうか。今回は、東京都医師会(都医)にちなみトイプードルのトイくんが、東京都医師会の川上一恵理事(かずえキッズクリニック院長)にお話をうかがいました。

トイくん
先生、今、子どもの予防接種や健康診断を受けさせていない保護者の方が多いって本当ですか?

川上一恵先生
はい、新型コロナウイルスの院内感染を恐れる方が多いからでしょう。
でも、現在、病院や診療所は感染防止のために、予約制にしたり、入り口や診察室を分けたり、いろいろな工夫をしています。

トイくん
そうなんですね。

川上一恵先生
乳児期に受けるヒブ、肺炎球菌、4種混合ワクチンによって守られる疾患は、乳児がかかると命に関わることがあるのです。

トイくん
え!?そんなに危険なんですか?

川上一恵先生
乳児期に受けるヒブ、肺炎球菌、4種混合ワクチンによって守られる疾患は、乳児がかかると命にかかわる事があるのです。

トイくん
定期ワクチンって大切なんですね!
これは?

川上一恵先生
ウチのクリニックの壁に貼ってあります。

トイくん
泣いてもいいんですね。

川上一恵先生
もちろん!お兄ちゃんでも。

トイくん
先生、保護者の皆さんにメッセージはありますか?

川上一恵先生
もっと私たちを頼って!

トイくん
それは、どういうことですか?

川上一恵先生
私たち小児科医は病気を診るだけではなく、子どもの健やかな育ちを支えています。
例えば診察の最後に「他に何か気になることはありますか?」と聞いてみます。
そこから「実は…」と語られることにとても重要なことが含まれていることがあるのです。
患者である子どもだけではなく保護者の表情や子どもへ向ける眼差しも見ています。

トイくん
なるほど!

川上一恵先生
東京都医師会では都民の方々に、「かかりつけ医を持ちましょう」と言っていますが、子どもも、ぜひ、かかりつけの小児科医を持ってほしいです。

トイくん
子どもも、ですか?

川上一恵先生
東京都医師会では都民の方々に、「かかりつけ医を持ちましょう」と言っていますが、
子どもも、ぜひ、かかりつけの小児科医を持ってほしいです。

トイくん
子どもも、ですか?

川上一恵先生
そうすると保護者が育児で困っていることに対して医療、福祉、教育など子どもに関係するいろいろな分野と連携して解決の糸口を一緒に探すこともできます。

トイくん
ホント、治療だけじゃないんですね!

川上一恵先生
ええ、子どもの笑顔は親をハッピーにしますし、親にゆとりがあると、子どもは落ち着きます。育児に寄り添うこともかかりつけ医の役割だと思っています。
だから、感染を過剰に心配せず、予防接種や健診を受けるだけではなく、困ったことを気軽に相談しに来てほしいと思っています。

尾﨑会長
よろしくお願いします

トイくん
あ…会長。

保護者の皆さん、もっと小児科医を頼ってください!

 


 

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