2020年10月9日(金曜日)
10月10日 朝日新聞広告「この冬は、愛と、希望と、予防接種。」
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コロナ時代を生きる vol.1「この冬は、愛と、希望と、予防接種。」
新型コロナウイルスは予断を許さない状況ですが、今年もインフルエンザの季節がやってきます。
発熱があると、新型コロナ?インフルエンザ?どっちだろうと、ご本人も医師も対応に苦慮することとなります。
新型コロナのワクチン開発はまだですが、インフルエンザにはワクチンがあります。
ぜひ予防接種を受けていただき、極力このケースを避けたいと思っています。
ただし希望者が一気に集中しないように、
まずは高齢者、そして医療従事者、基礎疾患のある方、妊婦の方、子どもからお願いします。
一方、新型コロナ感染を恐れて医療機関に行くことをためらっていらっしゃる方も多いと聞きます。
インフルエンザの予防接種に限らず、心配な持病や子どもの定期ワクチンなど、放置したり、
受けないことで命に関わるような場合もありますので心配です。
医療機関は、発熱者の外来は時間帯や動線を工夫し、しっかりした感染対策のもと受付をしています。
ためらわずに受診してください。
発熱の場合は、まず電話でかかりつけ医に相談してください。
かかりつけ医がいない方は、この機会につくって医師との絆を深めてください。
さて、どんなに注意していても、新型コロナ、かかってしまう時はかかってしまいます。
辛く苦しい闘病に追い討ちをかけるような悪者あつかい、
そして医療従事者への差別など殺伐とした状況では世の中の免疫力も下がり、新型コロナに勝つことはできません。
愛と希望を持って、万全の対策でこの冬を乗り切りましょう。
よろしくお願いします。
2020年10月10日 朝日新聞(都内版)掲載