定例記者会見(令和3年4月13日開催)


1.新型コロナウイルス感染症拡大防止対策等 〜第4波の入口にあたって〜

① 第4波の入り口にあたってのお願い(尾﨑 治夫 東京都医師会長)

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尾﨑会長は「今ここでしっかりと感染者の急増を防ぎ、ワクチン接種を円滑に進めることができれば、7月以降には感染者・重症者の減少と、さらなる医療体制の充実が期待できる」と述べた。また「変異株は感染力が強く、重症化しやすい。そして若い世代も感染する。全世代の方に感染予防について改めて考えてもらいたい」と都民の協力を求めた。

 

 

② 医療提供体制の拡充(猪口 正孝 東京都医師会副会長)

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猪口副会長は、第3波以上の患者を出さないことが第一としたうえで「第4波に備えて入院調整能力のアップのために都立・公立病院、一般中小病院を専門病院化することなどで受け入れ態勢を強化するとともに、病床稼働率のアップ、回復期病院の活用、宿泊療養の効率化、健康観察の安全化など医療提供体制を充実させていきたい」と述べた。

 

 

③ ワクチン接種体制の現況(角田 徹 東京都医師会副会長)

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角田副会長は「国は医療従事者等や高齢者向けのワクチンを確保しており、すべての希望者が接種することができる。ワクチンを接種した後も引き続き標準的な感染予防対策を続けることが重要だ。副反応として局所の痛み、発熱や腫れなどがあるが、このような反応は当然起こる可能性があると理解してほしい。アナフィラキシーへの対応もしっかりと整えている」と述べた。

また「5月の連休中も診療・検査医療機関が協力し、年末年始と同様の体制を確保していく」と説明した。

 

 

④ 病院・高齢者施設を守る定期的なPCR検査・抗原検査の実施状況(平川 博之 東京都医師会副会長)

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平川副会長は、特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・介護医療院の職員を対象としたPCR検査事業について「対象施設の約6割が参加し、陽性率が極めて低かった」と報告した。加えて、老健施設の感染症回復後の要介護者受け入れ事業の進捗状況にも触れた。

 

 

⑤ 時短要請によらない新たな飲食店対策(尾﨑 治夫 東京都医師会長)

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尾﨑会長は、時短要請に頼らない新たな飲食店対策として「事前の検査などを徹底することで、客も従業員も感染の可能性が低いことが分かれば、接触機会を減らすための時短という手段によらず、新たな飲食店対策が可能になるのではないか」と提案し、今後定期的に東京商工会議所と協議し、経済界と医療界が協働してコロナ対策に取り組んでいくことを明らかにした。


記者会見資料


○定例記者会見に関するお問い合わせ先:広報学術情報課

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