緊急記者会見(令和2年5月13日開催)
1.東京都医師会の新型コロナウイルス感染症対策について
① 気の緩みを引き締め、5月いっぱいの自粛を訴えます
② 第2波に備えての診断・治療等について、本会として考えていること
③ 軽症者等の宿泊療養施設運用等について/PCR検査車両について
④ 都民のみなさまへのお願いについて
<尾﨑 治夫 東京都医師会長>
※本会見は、発言者のみマスクをはずして行いました。
尾﨑会長は、「緊急事態宣言が出てから1カ月が経過し、ここ1週間は新たな感染者数が減少している。都民の協力で自粛の効果が確実に表れている。ようやく見えてきた出口を閉ざさないように、もう一度気を引き締めて5月いっぱいは改めて愚直なまでのステイホームをお願いしたい」と訴えた。
さらに、第2波に備えて抗原検査、抗体検査などを比較検証しながら進めていくと述べた。
軽症者等の宿泊療養施設運用等
<猪口 正孝 副会長>
軽症者の療養に関して猪口副会長は「まだ自宅療養が多い。自宅にいると家庭内感染の恐れがあるほか、経過観察が甘くなり重症化してしまう例がある。都医としては、陽性が確定した場合は原則入院か宿泊療養でお願いしたい」と述べた。
また、豊田合成株式会社からPCR検査車両の提供を受けたことを紹介し、検体を安全に採取することができるので、宿泊療養だけではなくさまざまな場所で活用していくと述べた。
都民のみなさまへのお願い
<角田 徹 副会長>
角田副会長は、改めて3密を避けること、標準的な感染症予防策を徹底すること、少しでも不安を感じたらまず電話でかかりつけ医に相談することを呼びかけた。
猪口副会長は、緊急事態宣言が解除されてもすぐに元の生活に戻るわけではないとして、経済を再建していく中で、みんなで新しい生活様式を考えていくことを提案した。