東京都医師会勉強会(医療等IDについて)並びに東京都病院協会役員との勉強会を開催しました(9/13)
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本会は都民の保健・医療・福祉に寄与することを目的に、定期的に役員を対象とした勉強会を開催し、研鑽を行っております。
また、東京都病院協会の役員とも定期的に勉強会を共催し、医療の質の向上や地域医療体制の充実化を目指しています。
■東京都医師会勉強会 テーマ「医療分野等IDの導入について」
平成28年9月13日(火)16:00~
〔講 演〕「医療における番号制度」
講師:医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)理事長
自治医科大学客員教授 山 本 隆 一
日本医師会「医療分野等 ID 導入に関する検討委員会」委員長や厚生労働省「医療分野等 ID 導入に関する検討委員会」座長代理などを歴任された山本隆一先生による、医療における番号制度についての講演が行われました。
講演の中で、「マイナンバー制度のマイナポータル(情報提供等記録開示システム)を使って患者自身が自らの健康や医療情報も把握できるようになるが、一つの番号で国民、患者のプライバシーが全て分かってしまうようなリスクは避けなければならない。その一方で医療、介護分野におけるICTを用いた連携を円滑に推進するには番号が必要になる。そこで、マイナンバーとは別に一人に対して複数の医療等IDを付与し、目的別の医療等IDの間で情報の突合をできるようにする」といった話がありました。
■東京都医師会・東京都病院協会役員合同勉強会
平成28年9月13日(火)19:00~
〔講 演〕「医療政策の基礎知識」
講師:東京都病院協会会長 河 北 博 文
勉強会の冒頭、尾﨑治夫東京都医師会長は「東京都医師会もシンクタンク的機能を持っていきたい」と挨拶の中で述べました。
その後、河北博文東京都病院協会会長による「医療政策の基礎知識」について講演が行われました。
講演の内容は、Ⅰ.ものごとの考え方 Ⅱ.地域医療とPOPULATION MANAGEMENT Ⅲ.成熟した社会 について 1945年から2016年の年表を基に社会・文化、経済の流れ、医療提供の理念、医療の流れ、人口・疾病の変化、医療供給体制、医療保険制度の変化をとらえた講演が行われました。
この勉強会を通じ、東京都医師会、東京都病院協会の理念の共有が出来たと思います。この勉強会は、年6回程度開催する予定です。