2025年11月14日(金曜日)
東京都知事から厚生労働大臣への診療報酬改定等に関する緊急提言について
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11月12日、東京都は国に対して診療報酬改定等に関する緊急提言を行いました。
本提言は、東京都で実施した調査により把握した病院の経営実態等を踏まえ、次期診療報酬改定等における適切な診療報酬の見直しや医療機関への支援を求めるものです。
これに対する本会会長のメッセージは以下のとおりです。
地方行政ではあるものの、首都東京の行政が都知事名でこのような要望を出すことは、非常にめずらしいことだと思います。
しかも、病院の経営実態調査は東京都が独自に行ってくださったものであり、その結果の信頼性はとても高いものです。
それだけ東京の病院が厳しい状況にあることを、東京都がしっかり受け止めてくださり、「病院を守らなければならない」という強い意思を示していただいたことに、心から感謝申し上げます。
医療を前に進めるうえで、東京都とともに歩む車の両輪の一つであると考える東京都医師会は、これからの東京の医療を守るため、東京都と力を合わせながら、どんな状況でも仲間である東京の病院を決して失わないという想いで、あらゆる限りの努力を続けていく決意であります。
そして都民の皆さまには、東京の医療を支えてきた病院や医療従事者が、今まさに大きな困難に向き合っていることを知っていただければと思います。
皆さまの健康と生活を守る医療体制を維持するためには、行政や医師会だけではなく、都民の皆さまのお力添えが大きな支えになります。
東京の医療を未来につなぐために、どうか一緒に歩んでいただければ幸いです。
令和7年11月14日 公益社団法人 東京都医師会 会長 尾﨑治夫
