かかりつけ医の選び方

あなたには「かかりつけ医」がいますか? なんだか最近からだの調子がよくない、ちょっとストレスが溜まっている、など「病気ではないけれど・・」といった状態も相談する相手がいることでずいぶんと安心できるはずです。

「かかりつけ医」は、あなた、そしてご家族にとって身近な医療の専門家であり、患者さんの身近にあり、いつでも病気の相談を受け、そして丁寧に正確に病状を説明し、また必要なときにはふさわしい医療機関を紹介するなどの役割を担う存在です。

賢い患者さんのお医者さん選び

これからの社会が、すべての人にとって豊かで、楽しく、安心して、幸福が実感できるものであるためには、一人ひとりの健康を守る医療・保健・福祉サービスの充実が不可欠です。

また、すべての人が、いつまでも人間としての尊厳を尊重され、住み慣れた地域で、最愛の家族や友人に囲まれ安心して暮らすことを、医学を通じて実現することが「地域医療」の理念です。

こうした地域医療において、中心的な役割を演じるのが「かかりつけ医」です。

「かかりつけ医」は、患者さんの身近にあり、いつでも病気の相談を受け、そして丁寧に正確に病状を説明し、また必要なときにはふさわしい医療機関を紹介するなどの役割を担っています。

しかし、そうした「かかりつけ医」を選び、付き合っていくのは、患者さんや家族の方々です。これからの医療においては、まず患者さん自身が「命の主人公、体の責任者」であることを自覚され、そのうえで「かかりつけ医」を選ぶことが重要です。

今回「賢い患者さんのお医者さん選び」と題して、患者さんがどの様に医療と付き合われたら良いかをまとめてみました。参考にしていただけたら幸いです。

  1. 自分の健康は自分で守る
  2. あなたの身近に必要なこと
  3. 「かかりつけ医」って知っていますか?
  4. 「かかりつけ医」ってどんなお医者さん?
  5. 自分にあった「かかりつけ医」はどうやって探すの?
  6. 身近な地域で適切な医療を受けるために
  7. これからの地域社会ではどんな医療が望まれるのでしょうか?
  8. 医療・保健・福祉が一体となった地域ケアシステムのイメージ
  9. 医者にかかる10箇条

(1) 自分の健康は自分で守る

「健康でありたい」という願いは、誰もが同じです。 そのためにも、まず、自分自身が「からだの責任者」であるという自覚を持ちましょう。

あなたは、“自分がからだの責任者である”ということを考えて行動していますか。

家族が安心して健康な生活を送るために、(2) あなたの身近に必要なこと

「からだの責任者」として、安心して信頼できる医療との関わり方をつくっていくことが必要です。

住み慣れた地域の中に、信頼がおけるお医者さんをさがすことも自己の責任です。

(3) 「かかりつけ医」って知っていますか?

「かかりつけ医」は、自分の生活環境を知ってくれた上で、肉体的な健康の他に、心の悩みも含めて相談に乗ってくれるお医者さん。

あなたにとって、最も身近で信頼できるお医者さん、それが「かかりつけ医」です。

(4)「かかりつけ医」ってどんなお医者さん?

「かかりつけ医」とは、病気になったとき、真っ先に相談したいお医者さんです。そのためにも、予防も含めて普段から、気軽に何でも相談できる関係を築くことが大切です。

適切な医療を望むとき、「かかりつけ医」の診療や相談は、大変心強いもの。個人で大病院を直接訪ねる前に、「かかりつけ医」と相談し、意識を持って取り組むことが、より効果の高い治療へとつながります。

1.近くにいる

身近で気軽な相談がいつでもできるためには、まず「近い」ことが重要と考えられます。

2.どんな病気でも診る

病気かなと思ったときに、まず、どんな病気でも真っ先に相談できるお医者さんがいれば、状況に適した医療がスムーズに受けられます。

3.いつでも診る

病気は24時間365日、いつでもどこでも発生します。「かかりつけ医」を基点に、地域医療機関との連携により、「いつでも、どこでも、誰にでも適切な医療を受ける」ことが可能となります。

4.病状を説明する

「かかりつけ医」は、患者の疑問に率直に丁寧に答え、納得のいく治療方針を検討してくれます。
また、患者の生活を支援するために、地域の医療・保健・福祉機関へのコーディネーターの役割も担ってくれます。

5.必要なときにふさわしい医師を紹介する

「かかりつけ医」は、高度の診療機能を持つ専門病院との連携で、それぞれの機能を分担。病状に応じてふさわしい医療機関、医師を紹介してくれます。

あなたは、自らの意思で「かかりつけ医」を選択できます。(5)自分にあった「かかりつけ医」はどうやって探すの?

病気になってから、はじめて医者を探すのではなく、前もって準備をしておくことが大切です。そのためにも意識をもって、自らが「かかりつけ医」を選ぶべきです。

たとえば・・・

  • 日頃から健康管理や教育を行なってくれるお医者さん
  • 生活習慣から起こる病気の場合は、そのライフスタイル改善まで指導してくれるお医者さん
  • 在宅で闘病している場合は、訪問診療をしてくれるお医者さん
  • 病状に応じて、専門医、医療機関に情報を送り、紹介してくれるお医者さん

(6)身近な地域で適切な医療を受けるために

図:地域医療システムのイメージ

(7)これからの地域社会ではどんな医療が望まれるのでしょうか?

地域医療の目的

「例え病気をしても、全ての人々が人間としての尊厳を尊重されつつ、住み慣れた地域で最愛の家族と地域の人々に囲まれて、いつまでも安心して暮らせること。—これらを、医学を通じて実現する。」

在宅医療には、地域医療の連携システムにおける「かかりつけ医」の支援が重要です。

(8)医療・保健・福祉が一体となった地域ケアシステムのイメージ

高齢者施策を中心とした例

[平成14年度 東京都保健医療計画より]

(9)医者にかかる10箇条

高齢者施策を中心とした例

  • 1.伝えたいことはメモして準備
  • 2.対話の始まりはあいさつから
  • 3.よりよい関係づくりにはあなたにも責任が
  • 4.自覚症状と病歴はあなたの伝える大切な情報
  • 5.これからの見通しを聞きましょう
  • 6.その後の変化も伝える努力を
  • 7.大事なことはメモをとって確認
  • 8.納得できないときは何度でも質問を
  • 9.治療効果を上げるためにお互いに理解が必要
  • 10.よく相談して治療方法を決めましょう
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