2020年4月6日(月曜日)

尾﨑会長より都民のみなさまへのお願い(facebookより)

  • 都民のみなさまへ
  • 医師のみなさまへ

【もしも6週間みんなで頑張れたら】

恐れていたことが、ますます現実に近づいているような気がします。
昨日4月4日には、初めて118名と三桁台に感染者が増えました。4月5日は、143名で更に増えています。皆さんの自粛行動が緩んだ3連休の数字が見事に出ているような気もします。

国は、全国的には…と言って、いまだに緊急事態宣言をしていただけません。
東京都医師会としては、医療界としては、これまでになく危機感を強めています。「医師会独自で緊急事態宣言」を4月6日にでも出すつもりです。そこで改めて、都民(そして東京周辺の県民)の皆様にお願いです。

世界中の人々が新型コロナ感染症で苦しんでいます。日本でも多くの人が苦しんでいて、これまでみんなで自粛しながら頑張ってきました。でもなかなか患者さんの数が減ってきません。多分それは日本という国が自由で、それぞれの判断に任されているからだと思います。
そして、いよいよ歯止めが効かなくなって感染爆発(オーバーシュート)の可能性が出てきました。自由は日本のいいところだと思っていますが、このままでは自粛どころではなく、都市閉鎖(ロックダウン)やら、本当に窮屈になってしまうこともないとは言えません。

 

そこで東京都医師会からのお願いです。皆さん想像してみて下さい。

『新型コロナウイルス感染症に、もしも今この瞬間から、東京で誰一人も新しく感染しなかったら、2週間後には、ほとんど新しい患者さんは増えなくなり、その2週間後には、ほとんどの患者さんが治っていて、その2週間後には、街にウイルスを持った患者さんがいなくなります。』

だから今から6週間、皆さんが誰からもうつされないように頑張れば、東京は大きく変わります。

もちろん、みんなで頑張ってみても、すでに起きているクラスターからは患者さんが出現するでしょうし、外国からだけではなく、東京に持ち込まれてくる可能性はあります。でもそれに対応する方法はあります。
だから東京都内で、近くの人や人混みで移されないようにしさえすれば、東京は大きく変わり、窮屈な自粛から解放されることになります。たった6週間です。誰からもうつされないように頑張りましょう。

長い文ですが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。東京都医師会の心からのお願いでした。

(2020年4月5日:尾﨑会長facebookより)

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