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[2006.03.04](土曜日)
県立病院医療ミス、医師逮捕のニュースに関して
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 唐澤朕妖豕都医師会会長と河北博文東京都病院協会会長は、3月3日、厚生労働省内の記者クラブにおいて記者会見を行った。

 この記者会見は、福島県県立大野病院で帝王切開手術を受けた女性が死亡した事例について、異状死を24時間以内に警察に届け出なければならない医師法21条違反等の疑いで担当医師が本年2月逮捕されたことを受け行われた。

 唐澤会長は、早急に関係団体および自民党と協議を行い、二度とこのような事例が起こらないように、医師法の改正を含めた法整備をすすめて行く見解を述べた。

 河北会長は、医師法21条における異状死と届出に関する明確な基準が必要であり早急に結論を出すように当局に要求するとともに、医師の偏在問題も本件根本問題であると見解を述べた。

 この記者会見で下記声明文を発表した。



          声  明  文 


         県立病院医療ミス、医師逮捕のニュースに関して

 福島県立大野病院で平成16年12月に腹式帝王切開手術を受けた女性が死亡したことに関し、手術を担当した医師が平成18年2月18日、業務上過失致死および医師法違反の疑いで逮捕されたとの報道がなされました。

 現在詳しい事情については資料を集め検討中ではありますが、住民の生涯にわたる地域での医療を担当する私どもといたしましても、重大な関心をもっております。

*はじめに、今回亡くなられた患者さんとそのご遺族に対し深い哀悼の意を表したいと存じます。

*今回の場合は、異状死の場合には24時間以内に警察に届け出なければならないという医師法第21条に違反した容疑も逮捕の理由の一つと理解しております。

 医師法21条にある異状死とは警察へ届出なければならない死のことであり、その届出の性質については本来、殺人など犯罪の認知と通報を通じた司法警察への協力であると意識されてきました。しかし昨今、医療事故や医療過誤に対する医療界内外からの批判が高まり、医療に厳しい目が向けられる中で医師本来の業務である医療行為を警察への通報対象とする傾向が現れてきました。

 このような状態での24時間という制限は非常に大きな問題を含んでいます。まず当該医療が過誤や事故であるかどうかは、しばしば判断自体が難しい事柄であり、医療行為の評価が専門的になされてはじめて判明するような難問であることも少なくありません。判断には多大な時間と手間が必要であることがあります。

 胸を刃物で刺された人が病院に運ばれてきて死亡したといった事例と同様に扱おうというのは無茶な話です。しかしこのような事例が今後増加することは容易に考えられます。これらに対応するためには医師法21条の解釈も含めた法律の整備を早急にしなければ、医師の不安は増大し、結果として萎縮診療になり患者さんの不利益にもなります。
 
 私は関係団体、自民党と精力的に協議をし早急に医師法の改正を含めた法整備を最重要課題として取り組み、さらに産科医師の不足の問題も含めて、医療の安全と国民の安心の環境づくりを目指します。

  平成18年3月 3日

               東京都医師会  会 長  唐 澤 帖/
         
               東京都病院協会 会 長  河 北 博 文
 

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